ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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2018.08.01 Wednesday | - | - | -

なぜ、「かりゆし」を今、平然と着ることができるのだろうか。

 6月1日からクールビズが開始。

 沖縄の正装である「かりゆしウェア」を現政権の閣僚各位が着ておられる。一部の閣僚は着ておられないようだが。

 数年前から始まった「クールビズ」。過去の政権でも「かりゆし」を閣僚は着ておられたと記憶している。

 ただ、過去を踏襲するということで、この微妙な時期に「かりゆし」を着用するという事実に違和感を覚えるのは私だけだろうか。

 沖縄の方々の気持ちは私にはわからない。わかるはずもない。

 ただ、政府に対し、沖縄の一部の方、あるいは多くの方々は信頼感を持っていない、表現したくないが「裏切られた」という感情をお持ちではないだろうか。

 そのような現状下において、「かりゆし」を着用することに躊躇いは無かったのだろうか。

 ちなみに、東大阪市では、ラガーシャツ着用とのこと。
 以下、「ラガーシャツ、心は熱いクールビズ 「花園」の東大阪市」:イザ!」より、一部引用する。

ラガーシャツ姿で野田義和市長は「市民とスクラムを組み、誘致に全力で取り組む」。涼しげな半袖姿とは裏腹に、庁内は熱気に包まれそう。

 ラグビーで有名な花園があるとしても、どうみても、東大阪市の対応の方が、「クール」ではないだろうか。

 もう、これ以上は書かないが、私の「思い」は少なからず伝わったと思う。

※「ベンチャー企業社長ブログトップ10位へ
2010.06.01 Tuesday | 政治的視線 | comments(0) | trackbacks(0)

立場によって大きく違う三つの「金」:スポーツ、企業、そして政治

お金

 バンクーバー冬季オリンピックが終わった。日本選手は「金メダル」を得られなかったが4年後に期待したい。ただ、経営者にとっての「金」は、企業が存続する限り、常につきまとう。また「政治」の世界での「金(カネ)」の問題は、政権交代後、半年間を経てもまだ続いている。それぞれの当事者、そして庶民にとって、私なりに思う三種類の「金」には大きな乖離があると考える。

アスリート達の「金」
 もう少しで、金メダルを取ることがで きた、あるいは、もう少しでメダルを取ることができたアスリートが今回も存在した。私は、ライブで競技をまったく見ていなかったが、彼ら、彼女らのインタ ビューはニュース等で何度か見た。
 インタビューで「自分自身が持つ力を十分に発揮でき、それについては満足している。次に向けて、さらに頑張っ ていきたい。そして、ここまで応援、支えていただいた方々に感謝したい」といった内容が共通していたと記憶する。
 少なくとも、一人の経営者とし て、私はこれらの言葉に共感を覚える。経営は一人で頑張ってもできず、生のお客様の声援や激励が日々の推進力となり、かつ大きな目標が無ければ企業は発展 しないからだ。
 以下に、バンクーバーでのアスリート達のコメントを一部、紹介する。世界の頂点に近いアスリート各位の言葉をじっくりと見ていた だきたい。

JOC - TEAM JAPAN DIARY: 選手36人から閉幕コメントが集まりました!(2)

上村愛子(スキー女子モーグル)
過去のオリンピックの経験を活かし、自信をもって試合に臨みました。オリンピック という大舞台に立てた自分が幸せです。喜び、悔しさ、幸せ、出会い、いろいろな経験をさせてもらいました。多くの方から応援とサポートをして頂いたことに 感謝の気持ちでいっぱいです。

加藤条冶(スピードスケート男子 500m銅メダル)
うれしさと悔しさが半々です。でも、たくさんの方々の応援のおかげでメダルが獲れたと思うと、すごくうれしいで す。次は世界で一番先に33秒台の記録を出したい。


JOC - TEAM JAPAN DIARY: 選手36人から閉幕コメントが集まりました!(3)

浅田真央(フィギュアスケート女子シングル銀メダル
オリンピックという大きな舞台でとても緊張したけれど、この 舞台を踏んだことで他の試合を冷静にできる自信がつきました。オリンピックは目標に向かって行く人ばかりがいる選手村という、一つの町の中に入ることがす ごい刺激です。いろんな競技があるけれど、金銀銅のメダルをゲットできたときの喜びは、きっと同じなんだろうなと共感を持って見ました。

安藤美姫(フィギュアスケート女子シングル)
オリピックは、人とのつな がりの大切さを感じる場所です。2回目のオリンピックでやっとそれが分かりました。声援の大きさ、支える人の大きさが、競技の力に変えることができて、 フィギュアスケートをやっていて本当によかったと思えました。今回感じた幸せを忘れずに、人との出会いを大切にしていきたいと感じています。


  一部のみの引用だが、共通していることは、メダルを取れなかったこと、成績が良くなかった原因についての言い訳が皆無であるということ。また、誰かの瑕疵 で、メダルを取れなかったなどという発言も無い。ましてや、「雪の状態が悪く・・・」、「天候が想像以上に悪く・・・」などの言葉も無い。アスリート各位 は、自らの成績を真正面に受け止めると共に、何よりも多くの人々に支えられていたことを心から感謝し、これを最も優先していることがコメントから伝わって くる。アスリート本人が最も努力したことに間違いは無い。ただ、経営もそうだが常に孤独感がそこには存在する。よって、彼ら彼女らを支え続けた人々の存在 が極めて大きな意味を持つ証左がこれらのコメントに現れている。

 短期間ではあるがオリンピックでの活躍に一喜一憂した我々。アスリート 達の笑顔や涙に、まさに「国民の一人」として心を動かされた人は多数、存在するだろう。

 なぜなら、嘘、偽りが、そこには皆無だからだ。 そしてまぎれもなくアスリート達の「金」は、光り輝いている。バンクーバーでのパラリンピックが明日、開催される。パラリンピックのアスリート各位にとっ ても、同じ言葉が発せられると私は考える。

経営者にとっての「金」
  数千人規模の企業の社員の不正経理が発覚したとしよう。
 経営者トップは、不正経理を起こした社員に面識が無かったとしても、すぐさま、第三者に よる外部調査委員会や社内調査委員会を設置し、徹底的に事実関係を調べ、「事実」・「再発防止策」などを内外に発表し、二度と同様の事態が発生しないよう できる限り迅速に対処する。ステイクホルダーに納得してもらうために、企業イメージの損失という小さな視点で無く、企業存続という大きな視点で動く。
  これが、経営者の仕事である。「知らなかった」・「社員がやったこと」という言葉は、まったく通用しない。「知らなかった」という事実そのものが、経営管 理・内部統制の観点から、企業としての評価を大きく下げる致命的な事象だ。
 よって、トップが「社員がやったことで私にも当社にも関係が無い」と 発表することは、自らの企業統治ができていないことを明言することに他ならず、社会的に通用するはずもなく、私の知る限り、このような事例は無い。一社員 の些細な事件でも、トップは何らかの形で内外に対し、企業としての姿勢を発する。
 最終的に、トップは、透明かつ主観が入らない調査結果を誠心誠 意、説明し、必要な処分を行う。もちろん、監督責任という観点から、辞任に至らずとも、役員報酬30%を半年間減額といった方法で自らの責任を明確にす る。
 「本当の事実」・「責任の所在」・「責任を取る」といった点を経営者トップが、時には外部調査委員会のメンバーを交え、自ら発表し、できる 限り、ステイクホルダーの理解を得るために努力することは、経営の世界では常識だ。その姿勢が認められれば、逆に企業のイメージが向上することもある。敢 えて紹介しないが、不祥事がきっかけで企業の評価が激変した事例は多数ある。

 なぜなら、アスリート同様に、事件発生はともかく、企業の 嘘、偽りが、皆無であり、その後の企業の真摯かつ迅速な態度が、この企業の本来の姿だとステイクホルダーが納得すれば、逆にさらなる企業姿勢を評価するこ ととなるからだ。

政治家にとっての金
 政治の世界では、なぜか常に「カネ」の話が続く。 政権交代でそれが無くなると期待していのだが、逆にクローズアップされている。その「カネ」は、アスリートのような嘘・偽りの無い光輝く「金」でなく、不 透明かつ薄汚い「カネ」だ。
 いつの時代も、政治家は、「知らなかった」・「秘書がやったこと」・「事実関係が不明でコメントできない」という言 葉が第一声として発せられる。
 経営の世界において第一声がこれであれば、その時点でその企業の評価はゼロとなる。「社員の不祥事に自分には関係 が無く、かつ自分の会社も関係ない」と発言したに等しく、極論すれば、その時点で該当企業の企業価値は皆無となると言っても良い。
 「知らなかっ た」という言えば「自分に責任が無い」と国民に理解されているという思いが、政治の世界では、まかり通っているのだろう。しかし、経営者や国民には到底、 通用しない話であり、残念ながら、もう今となっては、「またカネの問題か」というあきらめたムード、あるいは無関心の状態となっているのが事実だ。まさに 自民党大敗の原因の一つと言えよう。
 このような状況下では、与野党関係なく、政治家が何を発言しても信用できない。一部の政治家が、地元で汗を かき、アスリート達のように自ら懸命に努力し、多くの方々に支援され、活動を行っても、「国民の一人」として、今、私自身が心を動かされることは皆無だ。 私の選挙区の議員であったとしても同様だ。

 なぜなら、政治家の一部の方々は、国益や国民よりも、そして、地元の発展よりも、自己保身、 再選が最重要であると既に我々は気付いているからだ。何かそれこそ驚天動地の大きな変化を見せなければ、この気付きを変えることはできないだろう。

最後に
 ソチの冬季オリンピックまであと4年。偶然にも衆議院の任期も あと4年。

 アスリート達が「金」を目指し、懸命に努力する4年間。そして、経営者トップは、企業存続のため、透明で綺麗な「金」に成し 続けねばならない日々。
 国会議員各位には、アスリート達や真面目な経営者を是非とも見習い、行動していただきたい。そんなことは到底、無理な話 だと考えた方も存在するだろう。しかし、じっくりと考えていただきたい。もし、あなたが会社員であり、上司や社長の言動を信じられないと考えた瞬間に、あ なたの企業に未来は無い。だからこそ、このエントリで何度か政治家への願いを多様な角度で書いている。
 我々、庶民にとって、遠い存在でありなが らも、上司であることは確かなのだ。その上司を信じないと思った瞬間に、「日本」という企業は崩壊への道を歩み始めることとなる。

 経営 者、庶民、子供達など、日々の生活を無事に終えることに精一杯の状況に至ってしまった日本。過去や現在でなく、未来に向けてのレールを我々に明確な 形で見せることが政治家の最大の仕事だと私は考える。

 いつの日か、国民、庶民が、懸命に努力した政治家の行動に一喜一憂し、時には涙す るぐらいの時代が来ることがあると私は考え、そして、遠い将来、政治家の「カネ」が「金メダル」に昇華すること心より願う。

※ 「ベ ンチャー企業社長ブログトップ10位へ
2010.03.12 Friday | 政治的視線 | comments(0) | trackbacks(0)

鳩山総理が国家の最高経営者として発言した最悪の言葉

鳩山総理

 私が社長である会社は極めて小さい。ただ、今の政治の混迷を予想し、この混乱は確実に中長期には影響を受けると想定し、今までそれなりに最大限、政権批判と関係なく、会社を「延命」させる準備をした。ただ、過日の鳩山総理の以下の発言は、社長として「それを言っては、お終いだよ」と思う、強烈な怒り覚える言葉だった。

 それは、「2月12日の報道」だ。信じられない言葉が我が国の最終経営者として発せられている。以下、報道内容を引用する。

「国民に分かってもらえない」=首相、支持率急落にぼやき?

 鳩山由紀夫首相は12日夜、首相官邸で女性の首相番記者から一足早いバレンタインのチョコレートケーキを贈られた。この後、記者団から「この1年、甘いケーキを前に一番苦かった思いは」と問われると、「自分なりに精いっぱいやっているつもりだが、国民の皆さんに分かってもらえない時、つらい、苦い思いをかみしめている」と心中を吐露した。内閣支持率急落も頭をよぎったようだが、最後は「甘い思い出もたくさんあります。皆さんに甘いケーキを頂いたことを感謝します」と気を取り直していた。

 首相は、会社で言えば社長。報道内容を私の会社として置き換える。
「社員・取引先・お客様・株主に分かってもらえない」=小島社長、ステイクホルダーの支持率急落にぼやき?

 サン・アクト株式会社の小島愛一郎社長は12日夜、社内で、女性社員から一足早いバレンタインのケーキを贈られた。この後、とあるパーティでの公的なスピーチ会場で「この1年、甘いケーキを前に一番苦かった思いは」と問われると、「自分なりに精いっぱいやっているつもりだが、社員や取引先、お客様、そして株主の皆様に分かってもらえない時、つらい、苦い思いをかみしめている」と心中を吐露した。社長の信頼の低下がよぎったようだが、最後は「楽しい思い出もたくさんあります。皆様に楽しい激励を頂いたことを感謝します」とその場をしのぐ言い訳をしていた。

 と、このようになる。

 上述の首相発言は、私なりの置き換えだ。その意味で、極めて重要なことだが、今回、紹介した日本の経営トップである首相発言は公的、そして内外において、絶対に口にしてはならない、発してはならない言葉だと私は思う。

 バレンタインのケーキ云々は、この際、論外としよう。

 上述のように、鳩山首相は、私的でなく公の立場で、「自分は精一杯、やっている。しかしそれをわかってもらえないことに、つらく、苦しい思いがある」と発した。

 私も十年以上、経営者の立場にあるが、「自分は一生懸命、経営を行っている。しかし、その姿勢をわかってもらえないことは、つらく、苦しい」という表現を、社内外を含め、誰にも言ったことは無い。そして、絶対に言うべきものでもないと考えている。妻だけに僅かばかりの心情は吐露するが、それ以外の人間に自分の苦しみを話すことは皆無だ。

 換言すれば、「自分は頑張っているが、その姿勢を理解してもらえない他人の方々の思いは理解できず、つらい」ということとなる。これを国家の最高経営者が公の表現として発するべきものだろうか。

 簡単な話だ。

 社員に対して、「社長である私は頑張っている。でも君はわかってくれていない。つらく、悲しい話だ」という内容と同義だ。同様に「当社は、お客様に対して最大限、努力しております。ただ、その努力についてお客様がご理解いただけないことについて悲しく思っております」とお客様に直言したことと同義だ。
 お客様にそんなことを言えるはずもない。これは社長だけでなく営業マンでも同じことだ。いわゆる「責任転嫁」と捉えられても仕方が無い発言となり、お客様は必ず激怒される。

 少なくとも、鳩山総理のような発言を表明する経営者は私の知る限り皆無である。

 自分の努力不足を社員やお客様に責任転嫁し、それを理解してもらっておらず、つらく、悲しいと言う発言、あるいは態度は、瞬時に会社を取り巻くステイクホルダー各位に見放されることは間違いない。

 もっと単純に考える。

 あなたが、経営者トップで無く、学生・社員であったとしよう。
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2010.02.15 Monday | 政治的視線 | comments(3) | trackbacks(0)
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