ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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2018.08.01 Wednesday | - | - | -
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年齢を重ねるということ、そして、年齢と関係無くあること

年を重ねるといっても、私の話が主体ではありません。私は、まだまだ若い、若造です。

さて、いつも会社の帰り道によく寄る酒屋さん。私が帰宅するのは多くが22時頃ですが、その時間帯になっても店を開けてくれています。私がその日の最後のお客さんで、私がビールを買えば店を閉めるといった感じです。

もちろん深夜までオープンしているコンビニで買うこともできるのですが、ちょうど帰り道にあるということと、酒屋さんのおばちゃんとの何気ない会話を楽しんでから、帰宅する方を私は好んでいます。

先週のことですが、この酒屋さんが私が帰宅する時間帯に閉まっていました。ほぼ一週間続けてです。何かおばちゃんにあったのかな、病気でもされたのかなと思い、少々、気になっていました。
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そこで昨晩、夕方にこの酒屋さんの様子を見にわざわざ出かけました。店は開いていました。ほっと一安心すると共に、おばちゃんに先週、早く閉めていた理由をさりげなく聞くことに。

「先週は店が閉まるのが早かったですね」と私。
「いや、実は結婚式が先週、ありまして」とおばちゃん。

ご家族かご親戚なのか、そこまでは聞きませんでしたが、いずれにせよ京都で結婚式があったとのこと。そしてその結婚式でおばちゃんの兄弟・姉妹が全員参加されたとのお話でした。

「いや、でも結婚式は一日で終わったんでしょ、当たり前かもしれませんが。」と私。
「結婚式のあとにみんなで旅行に行ってたんですよ。」とおばちゃん。

「おぉ、それで、店が早く閉まってたんですね。」と私。
「えぇ、私の主人は遅くまで店番するのは嫌いなんで」とおばちゃん。
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いろいろと話を進めていると、おばちゃんが、旅行に行った最大の目的は、
観光ではなく
結婚式という滅多に無い機会に、
いつ今度、会えるかわからない兄弟・姉妹と最後に旅行をしたかった

ということだそうです。

おばちゃんはもう、60歳半ば。そして末娘だそうです。換言すればご兄弟・姉妹は、もっと高齢の方ばかり。おばちゃん曰く、「この年齢になったら、いつ兄弟に会えるか、もう会えないかもしれない」ということを考える年になるとのことでした。

言われてみればそうかもしれません。しかし言われなければ、私自身は考えもしなかったことでもあります。人間というものは、医学の発達などに関係無く、ある程度の時期を迎えると「死」というものを感じるということなのでしょうか。もちろん高齢になっても、まったく感じない方もおられるのかもしれません。

私はまだまだ、「死」というものを考えたことも無ければ、その年齢にも達していないと思っています。恐らく世間、大半の方々が30代・40代で、他の様々な意味合い・背景で「死」を感じられることはあるとしても、おばちゃんの言うような意味での「死」を感じる、考えることはほとんど無いと思います。

ただ、なぜか昨日のおばちゃんとの会話で、「年齢を重ねること」とは私が思っている以上に、重い・深い意味合いがあるのだなと考えさせられました。換言すれば年齢を重ねて、初めて感じる、思うことがあるということでしょう。
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さて、話は変えて、「年齢に関係無くあるかもしれないこと」。

数週間前のことです。一通のメールが到着しました。数年前に、とあることで出会った他の企業の方で、その後は仕事に関係無く、友人としてお互い交友を続けさせていただいており、年齢もほぼ私と同じくらいの方です。

メールには、「近々に京都に行くから、絶対に会って欲しい」という内容のみでした。私は、「京都に来る日が決まったら、お知らせ下さい」という返信をしました。しかし、それから二週間程、まったくこの方からの返事はありませんでした。

そして、ある日曜日の夜、「昨日から京都に到着しています。今から会えませんか?」という電話が突然、私の携帯電話に入りました。しかし、ちょうどその時間帯は、家族と夕食の最中で、「ちょっと今は無理なので、明日月曜日はどうですか?」と私は返答し、翌日の夕方にお会いすることに。

実際にお会いして彼の話を聞くと、1ヶ月ほど前に「大病を患っていることが判明」したそうです。その後、いろいろとご自身の身の回りの整理をすることに数週間を費やし、やっと京都に来ることができる時間を確保できたとのこと。そして、私と会ってからすぐに新幹線に乗りこみ、翌日に入院予定とのお話でした。

結局、1時間ほどお会いするだけでしたが、この方が最後におっしゃったこと、それは
何で今になって、こんなことになってしまったのか、
そればかり、ここ数週間、考え続けていた

ということでした。

30代前半である程度、「仕事」というものを掴み取り、そして30代後半、40代になって、いわゆる社会人として最高の時期を迎え、それなりの結果を出していく。そんな大切な時期にさしかかった矢先の出来事。今後の仕事人生にも大きく影響します。ご本人だけでなく、私も同じ状況になれば、いろいろと悩むでしょう。また、このような突然の病気といったものは、前兆はあるにせよ、年齢に関係無くあることです。

ほんの1時間という短いあいだでしたが、この方は別れ際に私の顔をじっと見据え、そしてかたい握手を交わし駅へと向かって行かれました。今となっては、このような状況であれば日曜日にじっくりとこの方と話をすれば良かったなと思うと同時に、今後の順調な回復を祈るばかりです。
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さて、最初の「酒屋のおばちゃんの話」、そして「私の友人の突然の大病の話」。どちらにも共通していることは、年齢に関係無く、「何かを体験すること」・「何かで失敗すること」・「当事者になること」でしか感じられない、思うことができないもの、第三者には理解できないことが多いということと、同じことなのかもしれません。

さらに重要なことは、
自分や身近な人間が、人生を左右するほどの
大きな体験・失敗・当事者になった場合、
いかにこれらと対峙していくべきか、
この術(すべ)を持っておくことだと

私は考えます。

紆余曲折がありましたが、今月で私も38歳になります。残り数週間の37歳を終え、38歳を迎える私。

まだまだ、何の術も持ち得ていませんが、今回のお二人の話をふまえ、どんな術を今、持つべきか、どうすれば持つことができるのか、これらを熟慮すべき年齢であることだけは、間違いありません。
2005.10.05 Wednesday | 私の人生 | comments(8) | trackbacks(0)

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2018.08.01 Wednesday | - | - | -

皆様のコメント

振り返れば、それなりのドラマティックな展開もあったかもしれませんが、信じがたいほど気楽に年齢を重ねてしまったような気がします。
それはそうと、脅かすわけではありませんが、同級生が脳梗塞で倒れたときにお見舞いに行って驚いたのは、そういった病気は高齢者のものと思っていたのですが、入院してリハビリしている人たちの若さに驚きました。きっと年齢に関係なき于油断してはいけないということでしょうね。


大西宏 | 2005/10/05 7:02 PM
大西様、最近の大西様の記事でお見舞いの話を少しだけ書かれていたような気がしますが、ご指摘の通り、年齢に関係無く油断禁物だと思います。
そして、私の記事の重複になりますが、そういった場合の対処の方法(脳梗塞の対処法ではなく)、対峙の仕方が重要だと思っています。
小島愛一郎 | 2005/10/05 9:00 PM
小僧です、光陰矢のごとしといいます、多くの人々は自分が
死ぬ存在であるなどと言うことを意識しないで生活をいとなんでいます。小僧は一昔前、厄年の歳(数え42歳)に脳血栓で倒れました、今ふりかえれば前兆がなきしにもあらずでしたが?、その年の11月1日の早朝、目がさめて床から起き上がろうとした時、足が萎えて起き上がれなかった、それでもおきあがったら足がふらついて壁にぶちあたった、即、入院、その日から一月間、血栓を溶かす点滴を受けていた、まず、このまま病気が完治せず後遺症で歩けなくなったらどうしょう、家族は、寺は、檀家信徒は、頭の中が真っ白になった。しかし、奇跡的に後遺症も無く完治したと思っていたら、CTスキャンでいがいなことがわかった、子供のころから頭痛に悩まされていた、その原因が分かった、
小僧 | 2005/10/05 10:14 PM
つづきです、私の脳にはあるべきものがなかった、それは
脳室です、脳の中心にある空間がなかったのである、だからちょと根気をいれて勉強などをしていると頭痛がおきてくる
のだった、それに体中の血管が細いこともわかった、医者は水分をよく取り入れて血液のながれをよくしなさい、さらさらの血液を心がけなさいというアドバイスをくれた。脳血栓でたおれてから医者のアドバイスをとりいれて1日に1.8リットル以上の水分を補給して穀物や豆類をこころがけて食している。小島さんも健康に留意してお仕事にお励みください、経験上、不規則な生活が一番いけません、規則正しい
生活のリズムに心がけてください。それから
小僧 | 2005/10/05 10:51 PM
人間の能力には限界があるということです。私も若さだけで
がむしゃらに法務につっぱしってきた、寝食を忘れて、旅行もせず、遊びもせず愚直に生きてきた。しかし、これがあたりまえなのである、戦災で焼けた寺で檀家なし、信徒なし、ない、ない、ずくしの寺を復興するには、普通の寺のように
檀家にあぐらをかいて、毎日、ゴルフや旅行なんかやっていられなかった、100倍いや200倍の努力をして他寺とつきあっていけるようになった。自分の育てあげた寺をよりいっそう素晴らしい寺にして次期の住職にバトンタッチすることこれが私の今後にのこされた課題です、戦災で焼けてしまった無檀家寺に檀家信徒を目標にこの25年間がんばってきた、これからは、いよいよ寺の再建という目標に向かって
私の人生を生涯をかけます、私の代で再建できなければ
次代の住職にお願いすることになります、そのための下準備
もちゃくちゃくと進んでいます、400年つづいてきた寺に
私が貢献できることは無常のよろこびです。
小僧 | 2005/10/06 1:01 PM
小僧様、いろいろとありがとうございます。

ご指摘の通り、「人間はいつかは死ぬ」ということは明白なこと。しかし、それを常に意識して生活しているはずもない。しかし、前兆があろうか無かろうが、突如として死の直前にまで至る経験をすることがある。これは多くの方々に共通していること。

だから、できる限りの事前策をとる、それが生活習慣であり、事前策をとるという意識を持ち実践するということですね。

一方でやるべきこと、やらざるを得ないこと・目標がある。そしてこれらが原動力となり邁進するが人間の能力には限りがある。よって事前策を実践し、様々な事柄や個々の能力の限界などに留意しながらも、最終的に目標が達成できれば、無限の喜びを生んでくれる。

結局、自己を管理しつつも、目標は個々によって違ったとしてもこれがなければ、何の結果も生まないということだと私は考えます。
小島愛一郎 | 2005/10/06 2:40 PM
お久しぶりです。年齢を重ねる事、時間の経過と共に起こる当たり前の事として認識してしまいがちですが、今回のこのおばあちゃんからはより深いものがとれますね。まだ学生という立場で若い自分ではありますが、今後自分の価値観がどのように変わっていくのか、いつかはおばあちゃんのように自分を見つめる時がくるのかと思うとどこかせつなくなります。それでも友人様の話からも感じましたが、今出来る事をやるしかないんですよね。先の事、不安なんて考えていたらきりがないですし、それでは歩みが止まってしまいますよね。今の自分の最善を尽くす。これはきっといくら歳を重ねても、また立場が変わっても不変である気がします。先の自分が後悔していないように、いつでも自分に正直でありたいです。そして、今の自分を支えるものは各々の目標であったり夢ですよね。なんとなく生きるのではなく、いつも自分と対話しながら突き進んでいきたいです。願わくば、自分が中年にさしかかった頃に、小泉さんのように冷静な分析を自分に対して出来る人間になっていたいですね。
Issei | 2005/10/06 4:18 PM
Issei様、熱きコメントありがとうございます。

まだまだIsseiさんは、お若いとは思っていますが、まだそれほど気にしなくても良いと思います。
逆に価値観を形成すること自体がこれからではないのかなとも思っています。

しかし、コメントの通り、今、できることをやるしかないという点は同意します。その通りだと思います。そして、Isseiさんが言われているように、後悔しないように最善を尽くす、自分を支えるものの一つが目標であり、夢である、そして自分と対話しながら毎日を歩む。難しいですが基本なのかもしれませんね。

ただ、簡単ではないんです。意識されているIsseiさん、素晴らしい限りです。
(大学時代に、もっと勉強しておけば良かったと社会人になった直後に後悔し、直後に反省し大学院である程度、勉強をしなおした男より)
小島愛一郎 | 2005/10/07 9:52 AM
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