ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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2018.08.01 Wednesday | - | - | -
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「静かな時限爆弾」、アスベスト、そして・・・

今日、昼時に小さな「赤とんぼ」を見た。
何年振りのことだろうか。
本当に「赤とんぼ」かなと思いながらも。

私が小学生だった頃は、今から約30年前。
あの頃、夏になれば、カブトムシを採りに行き、
秋になれば、赤とんぼが飛び舞い、
赤とんぼの前で指をぐるぐると回して、遊んでいた。

近くの川では、いつ行っても数十匹の小魚が採れた。
川の石を裏返せば、カニがたくさん隠れていた。

30年ほど前の思い出である。
-------

今、アスベストの被害にあわれた方々が多いとのことだ。
特に肺に関する病気は、他の病気と比べて非常に苦しいものだと
医学関係の私の友人が言っていた。
しかし、当事者ではない私に論じる資格は無い。

私が子供の頃、ようやくアスベストの規制が日本で始まった。
欧米ではもう少し前から規制が行われていた。

日本の規制や対応が遅れたかどうかを議論したいわけではない。
今では、「静かな時限爆弾」と呼ばれるアスベストの被害。

私が子供の頃にスイッチが押された爆弾が今、爆発している、
爆発しかけているということなのかもしれない。

ただ、残念なことは時限爆弾が存在しながらも、
そして、スイッチが押されたかもしれないことに気付きながらも、
爆発して被害が生じてから、さぁ、どうするかと対策をとっていること。
犯人探しも、必要無い。
-------

今、私が小学校の頃に遊んでいた場所には、
川も無ければ、森も無い。田んぼもまったく見かけなくなった。

もちろん、「開発」という観点から仕方が無い、
造成しなければ人々が生活できない、
経済的事情から土地を手放したなど、
様々な理由があると思う。

誰それが悪いと批判しても、意味もない。
-------

しかし、じっくりと考えてみれば、
他にも時限爆弾は存在しているのかも知れないと、
私は赤とんぼを見つめながら考えた。

そして、私が子供の頃にスイッチが押され、
今、爆発するのではなく、
私の子供たちが私くらいの年齢になる、
今から30年後にセットされている爆弾も存在しているのではないかと。

私は、いつものように温暖化について語っているわけでもない。

しかし、最近、少なくとも私の周りで見かけなくなった赤トンボ。
コミュニケーションがうまくとれない若い方々。
様々な心の問題や、昔では想像もできなかった犯罪。
誰が悪いか、何が問題なのか、原因を究明することも必要かもしれない。
しかし、積み重なった何かがそうさせたと私は思う。
-------

結局、爆発の規模に違いがあったとしても、
様々な形の爆弾が世の中には存在し、
そしてスイッチが入っているものもあれば、そうでないものもある。

また、1年後、5年後、100年後など爆発する時期も様々だろう。

重要なこと。それは、
個々ができる範囲、個々の技量で、
スイッチを押さないように、
爆弾をつくらないように、
そして、可能であれば時限爆弾を取り除く行動に出ること。
これだけを意識するだけでも少しは前進すると思う。

我々も曖昧、そして微力ながらも
時限爆弾をある分野で、そしてある方法で、
取り除く行動をしているつもりだ。

個々ができることをすれば良い。
何もしないより、はるかに良いと思う。
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ただ、私も含めて人間は、爆発してから
現実を体感しないと、行動に移すことが難しい習性を持っていると思う。

「現実を体感しないと行動に出ない」ということをまず認識し、
そして、私が今まで書いてきたように、
個々が今からできることをすれば良いと、私は思う。

そうすれば、もしかしたら近い将来、赤とんぼが、
また飛び舞う姿を見ることができるかもしれない。
2005.10.20 Thursday | 社会への思い | comments(4) | trackbacks(0)

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2018.08.01 Wednesday | - | - | -

皆様のコメント

日常生活の中で気付かず押している爆弾のスイッチ、たくさんありそうですね。気付いていても、押してしまう事もたくさんありそうです。先の事よりも今の利益を優先してしまう人間の悪い習性はいたる所で見られますよね。ネタは変わりますが例えば、財政上の赤字国債。視野を広げて大きく捉えれば戦争などもそうでしょう。自分達が良ければ、今が良ければという思考のもと、何度同じ過ちが繰り返されるのでしょう。一人一人が少し周りを思いやる、未来を考えるだけできっと大きな変化が望めるのに、悲しいですね。自分が変わることから、そして少しずつでも動きを広げていけるようにしたいですね。
Issei | 2005/10/21 3:43 PM
Issei様、常連コメンテーターになっていただいたようでありがとうございます。

そうですね、駄目だなぁと自覚しながらもスイッチを押してしまうことは誰だってあると思います。
問題は、やはり「先送り」という人間の習性でしょう、私も含めて。

今回のIsseiさんのコメント内容は、恐らく多くの人間が理解していることだと思います。
でも、何も変わらない。自分だけが変わることもこれもそう容易ではない。
誰かが大きな良い意味でのスイッチを押して欲しいものです。それも良い意味ですぐに大きな範囲に爆発するようなものを。
小島愛一郎 | 2005/10/21 4:35 PM
相手が変われば・・と考えているといつまでも変わらない。自分が変わるのがまずは一番の早道のようですね。
ひとそれぞれ、みんなお役目をもっているみたいですので、人はどうあれ自分のお役目をまずはしっかり果たす、”自分が出来ること”って、もしかしたらその人のお役目なのかもしれないですね〜。
lily | 2005/10/21 7:57 PM
lily様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、相手が変わるのを待つより、自分が変わる方が早いですね。
「自分ができることとは、自分の役目」とは素晴らしい意味を持っていると思います。
自分ができることをしっかりと見つめ、それを最後までやり抜く。自分にとっても他者にとっても最高の結果をもたらす一番の早道かもしれませんね。
小島愛一郎 | 2005/10/21 9:45 PM
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