ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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Point of No Return:気候変動+2℃

 この週末に読んだ書籍です。

気候変動 +2℃
気候変動 +2℃
山本 良一, Think the Earth Project

 すべてのページが見開きで右側がCGによる地球の平均気温分布図。コンピュータシュミレーションによる過去の平均気温の再現と将来の温暖化予測がCGで表現されています。1900年代の地球はCGを見た限りまだ変化はないように見えます。しかし大気中の二酸化炭素が地球へ影響する「温室効果」が発表されたのが1896年とのこと。今から100年以上前に「警告」はなされてきました。
 そして、今回のエントリのタイトルでもある「Point of No Return」。平均気温を2度上昇した段階で、水不足・洪水・飢餓などで30億人近い人々が気候変動によるリスクに侵される可能性があるとし、「+2度」が「後戻りできないポイント」とヨーロッパ諸国では決めていると書籍では記載されています。
 この書籍では2028年に平均気温が2度上昇すると予測しています。実際、シュミレーションを見ると、2度近くになる2020年頃から地球は赤い部分が拡大し、1990年と比較し平均気温が5度まで上昇する2100年の地球は「真っ赤」です。
 シュミレーションは科学の進歩と共にさらに精緻になるでしょう。また今回のシュミレーションが正しいとも限りません。ただ、我々人間が様々な活動によって気候を変化させ、それが地球へダメージを与えている、まさにその渦中に我々は生きていることだけは確かだと私は考えます。
 何もしなければ、今から約20年後の2028年に平均気温が2度上昇するという予測。そして何十年も前からこの予測を理解していた人類は、遅かれ早かれ、平均気温2度上昇という日を迎えることになるのでしょう。ちょうど私の子供たちが成人したり社会人として充実した日々を迎えている頃に。
 しかし、この書籍では悲観してはならないと書いています。「Point of No Return」を超えても、全力で問題解決に取り組めば、その後、急速に気温を低下させることは可能」・「既に開発されているテクノロジーを全世界へ急速に普及させることで問題解決できると考えている学者の存在」など。
 まず、この書籍を読み、あるいは現実を直視し、我々人間が地球の気候を変化させてしまっていることを再度、認識し、迫りつつある「Point of No Return」に向けて、問題を解決するという「強固な意志」を持つということが重要と、この書籍でも主張されています。「真っ赤」な世界地図は「危険」という意味ではなく、「真っ赤」を見て、何らかの行動を起こすための強い「意志」と考えて欲しい、と。
 いずれにせよ、私があれこれ言うのではなく、多くの方々に読んでいただきたい書籍です。

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2006.06.12 Monday | 環境問題への思い | comments(2) | trackbacks(1)

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2017.09.10 Sunday | - | - | -

皆様のコメント

ちょっと違った観点からトラバしてみました。(昨夜の最初の投稿を大幅編集しています)
taiji | 2006/06/14 8:12 AM
taiji様、TB&コメントありがとうございます。詳細は、そちらにてコメントいたしますが、いずれにせよ、今回の書籍、ご一読ください。

世間では「チームマイナス6%」という活動でかなりの温暖化防止が可能だと多くの方が思っておられるようですが、この書籍ではチームマイナス6億トン(排出量の50%)をスローガンにしなければと主張されています。
小島愛一郎 | 2006/06/14 12:39 PM
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 前回の永井均の「<子ども>のための哲学」の中で、道徳を ** たとえうそであっても、まやかしであっても、みんなが信じているほうが世の中がよくなるような、そういう<うそ>というものがあるのだ! ** という記述を読んだとき、ふと思い浮かんだのが、

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