ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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便所で聞いた少し笑えない話

 先週金曜日は、私が「評議員」を務めているある財団法人の「評議員会」がありました。企業でいうところの「株主総会」のようなもので、議案は「2005年度事業報告の件」、「2005年度決算の件」などで、会議後、昼食が出され各委員で懇談となっており、最低でも3時間は拘束されると考え、事前に用を済ませておくことに。
 会議場所は、京都駅付近。京都駅の繁華街を通り、会議場所へ行くわけですが、その繁華街のトイレへ。3時間の拘束ということで、「総合的」に済ませておこうと男子トイレの個室へ(わかりにくい表現をしておりますが、わかって下さい)。
 トイレに入る前に白いスーツ姿の長身の男性が携帯電話で会話しているところをちらっと見ながらも、個室へ。するとトイレの男性の携帯電話のやりとりすべて聞こえてきました。

 「おばあちゃん、さっき電話した、○○警察の○○やけど・・・」
 「いや、だからおばあちゃん、今、私、警察にいないから、こっちから電話してるんでしょ」
 「だから、おばあちゃん一人でええから、息子さんに相談しようにも私の目の前にいるから、連絡しても意味が無いでしょう」などと、どうみてもトイレに入る前に見た長身の男性は警察・刑事の面影は無く、正反対の風貌でした。

 「これは、大変だ」と思う私と、「最後まで総合的に用を足しておかないと」と思う私。かといって「トイレの個室内で110番する」=「男性に声を聞きつけられ逃げられてしまう」、「考えるよりまず早く個室から出るべし!」と瞬時に決断した私は、「できる限りの努力」の後にトイレから出ましたが、残念ながら、白いスーツ姿の男性はどこにも見当たりませんでした。
 世間では「○○詐欺」というものが蔓延しているようですが、その現実の1ページを見た(実際には聞いただけですが)、数分間でした。誉めても仕方ないのですが、白スーツの男性の流暢な話しぶりに、何度も同じことをやっているのだろうなとも今になって思っています。
 さて、私も一応、「社長」です。様々なところから電話が「小島社長おられますか?」との第一声でかかってきます。そういった場合、社員も慣れたもので、「今、会議中ですがご用件は」と聞き返すと、「ではまた後日、改めておかけします。」という感じで、相手もすぐに電話を切ります。
 ただ、過日、「○○組の○○ですが、社長おられますか?」という電話がありました。ご承知のように我々の仕事は樹木を相手にするもので、関係業者・外注先様は企業名に「組」とつけられているところもあります。大手ゼネコンでも社名に「組」をつけられているところはまだまだあることと同じです。
 電話を受けた社員は、社長しか知らない関係先の一つと考え、私に電話を回してきました。しかし、残念ながら、自称「○○組」と名乗る、残念な分野の方でした。静かに話を聞いていた私ですが、もちろん本当の方々とは思っていません(本当の方々が我々に電話する意味もありません)。
 結局、「数万円もする本を買って欲しい、そうすれば、身辺や会社も我々が守る」というストーリーです。そして、「社長、足、震えているのがこっちでも手に取るように見えるで」、「言うこと聞かんかったら、数百人分の寿司が・・・」などど、あの手この手で聞いている本人も楽しくなってくるような脅しのオンパレードが続きました。
 「連絡先もお名前も教えていただけないということなので、ここらあたりで電話を切りますね」と私。「社長、それだけは勘弁を、もう少し言うこと聞いてくれまへんか」と相手先。「では、やることありますので、失礼します」と電話を切った私。「社長・・・」と相手先の最後の一言は今でも少しだけ記憶にあります。
 いろいろなところから立場上、電話がありますが、お蔭様で、何の被害にも私の会社はあっていません。残念ながら、今回の電話を切った後も「数百人分の寿司」は出前されてきませんでした。
 ただ、冒頭の繁華街でのトイレの個室から聞いた詐欺めいた会話。もしトイレでなく、横で直接、聞いたとしても冷静に考えると、本当に詐欺なのか、詐欺かどうかどう誰が立証するのか、あるいはどのように、どの時点で通報すべきなのか、今さらながら実際はどうすればよいのだろうかと少々、何ともいえない違和感が心に残っています。この点が明確になっていないから、様々な詐欺が蔓延するのではないかと私は思います。
 もちろん詐欺にあわないように自己防衛は必要です。そのための知識も必要でしょう。ただ今回のように第三者が何となく詐欺めいた渦中にあると判断した際、誰がどうすべきなのか、繰り返しになりますが明確にすべきではないでしょうか。

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2006.06.20 Tuesday | 社会への思い | comments(0) | trackbacks(0)

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