ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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屋上緑化の次にくるものとは・・・



 13時過ぎに私宛に電話が。お世話になっている銀行の担当者の方が決算書を見たいとのことで、14時半に担当者の方が来社。この方は地銀でありながら、東京支店で10年程、在籍され、昨年半ばに京都の支店に配属された方です。

「社長、祇園祭、私、行ったこと無いのですけど」と銀行の方。
「いやいや、行くだけで体力消耗しますよ」と私。

「しかし、せっかく京都に来たので、一度は見ないと」と銀行の方。
「少しは話のネタにはなりますけど、大変ですよ」と私。

 と、雑談をいつもの如くしていた際に、当社の現場スタッフが帰ってきました。ガレージ前に銀行の方の車があったため、スタッフが一言。

「スイマセン、車の鍵をお借りできませんでしょうか」とスタッフ。
「あ、社長、それじゃ、ここらあたりで失礼します」と銀行の方。

 ちょうど、雑談も終盤に差し掛かり、良いタイミングで、お互い、話を終え、また、「業績報告します」と私も挨拶し、銀行の方は帰られました。

 さて、仕事を再開しようかと思ったところ、軽トラックをガレージに戻した現場スタッフが私の部屋に。

「社長、三分間ほど、お時間頂戴できますか?」とスタッフ。
「はい、どうぞ」と私。
「今、屋上緑化はどんな現状なんですか?」とスタッフからの質問。

 ちょうど、お世話になっている「植物活性剤ソイヤで大地に緑を!」というブログを書かれている星野氏が最新のエントリ「サッカーコート39面分」と題して屋上緑化について記載されていたことを思い出し、スタッフの質問に即答できることに成功。

 以下、星野氏の「サッカーコート39面分」エントリからの引用です。
2006年に新たに緑化された全国の建物の屋上・壁面の面積は29.1ha(国土交通省調査)。東京では過去100年間で、平均気温が約3℃上昇しています。緑化していない屋上のコンクリート表面は、真夏には60℃まで上昇しますが、緑化してあると40℃までしか上がらず、屋内への影響もあまりないそうです。

 このように、ヒートアイランド現象の緩和策として「屋上緑化・壁面緑化を積極的に」と言われている中、2006年の一年間に全国で約29ヘクタール程度の面積しか実施されていません。様々な背景や理由があることは承知していますが、今回の議論の対象とはしません。

「屋上緑化関連、一年間に29ヘクタール。農家の方お一人で29ヘクタールくらいの土地を持っている方もおられるし、思ったよりも盛り上がっていないねぇ」と私。
「そうですか、思っていた以上に少ないですねぇ」とスタッフ。

「で、何か屋上緑化関連で新しいアイデアでも?」と聞く私。
「いや、最近、お茶について思うことがありまして」とスタッフ。

「お茶を屋上緑化でやるということ?」とさらに聞く私。
「はい、それでできたお茶を、屋上緑茶と名付けてみれば売れるかと」とスタッフ。

「屋上緑茶ねぇ・・・」と意外な答えに少々、躊躇いを隠せない私。
「はい、スイマセンでした。最初に言いましたように3分で終わる話でした」とスタッフは自分の部屋に戻っていきました。

 我々は、事業として「屋上緑化・壁面緑化」はやっていません。

 「EICネット[国内ニュース - 全国339社が手がけた屋上・壁面緑化施工面積、12〜18年累計で約170.1ヘクタールに]」では、以下のように書かれています。一部引用です。
報告された12年から17年までの屋上・壁面緑化累計施工件数は6,434件(屋上:5,944件、壁面:490件)、累計施工面積は約170.1ヘクタール(屋上:約160ヘクタール、壁面:約10.1ヘクタール)に及んでいた。
(一部割愛)
約6年間の屋上緑化総施工面積を都道府県別で比較すると、東京都の約55ヘクタールが全体の34.6%と突出して多く、続く神奈川県の約18.6ヘクタール、愛知県の約12.8ヘクタールを引き離していた。

 このように施工件数は多くとも、面積は6年間で単純に平均をとっても約30ヘクタール以下。私見ですが「ヒートアイランド現象の緩和」には程遠いものがあると考えています。

 私は過去に「食べることができる壁面緑化」というエントリを書きました。
 以下、過去のエントリの再掲です。
実はいくつかの京都の小中学校でも壁面緑化を実施しています。それも子供たち自らの手で、そして低コストで。

1)校舎の壁面につる性の植物を植える(ニガウリ・キュウリ・ヘチマ・アサガオなど)。
2)植物が成長するに伴い、緑のカーテンのように壁面が覆われる。
3)収穫した実などは地域に販売し、来年に植える苗の購入費用として蓄える。

報道によれば、学生が実際に気温を測ってみると4度も室温が下がったそうです。

今まで校舎の畑や植木鉢に植えられていた植物も、少し違った考えで育ててみると、壁面緑化の一つになるという良い事例だと思います。子供たちの教育にもなり、地域の方々も少々、値段が高くても収穫されたものは買うでしょう。このような循環・流れは、地域も参加が可能な素晴らしい取組みだと私は思います。COOL BIZや打ち水大作戦もいいですが、どうも「やらされている」といった感があります。

 私は、「単に屋上緑化・壁面緑化をした」ということでなく、過去に書いたように、何らかの仕組みと組み合わせた取り組みそのものに着目すべきであり、我々も事業としてやるならば、このような方向性を考えます。

 全国に先駆け、敷地面積1,000平方メートル以上の建物に緑化を義務づけた東京都の施策が、先に引用した「東京都が全体の34.6%と突出」という結果です。
 「屋上緑化・壁面緑化」も施策によって「やらされた」と感じるのは私だけでしょうか。

 さて、現場スタッフの妙案である「屋上緑茶」。

 商業ベースまで栽培するには屋上では面積は絶対的に不足します。よって、お茶メーカー各位も実際にやることは無いでしょう。

 しかし、こういったことこそ、教育現場でお茶を栽培し、「屋上緑茶」と名付けて少しでも地域に販売することなどは実現可能で、かなりの話題になると私は考えます。

 もちろん「屋上緑茶」がヒートアイランド現象の緩和に繋がることはありません。しかし、やり方次第で、地域社会や家庭との新たな関係構築には繋がると私は考えます。

 しかし、一部の教育現場では、安全・危険防止ということで、例えば学校の屋上で緑化している場所、菜園・畑などにも柵があり、鍵がかかっている事例もあります。仕方が無いことかもしれません。しかし何がしかの違和感もあります。

 世の中、本当に変化しました。様々な場所で、そして様々な人々の心が。

私も参加している起業家ブログをクリック下さい

2007.07.10 Tuesday | 環境問題への思い | comments(0) | trackbacks(0)

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