ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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1時間ですぐに商売人になった子供たち



 一つ前のエントリで、私は週末に地元小学校で開催された「夏祭りに参加した」と書いた。
 夏祭り開始は、16時。

 この日は、午前中から遊びに来ていた我が子供たちの友人数名が、「夏祭り事前準備」ということで、15時半頃先に小学校へ向かった。
 私が16時頃に小学校に到着すると、彼らはなぜかベンチに座っていた。

「準備はもう終わったの?」と聞く私。
「17時から手伝うこととなった」と答える彼ら。

 「夏祭り」恒例の出店は、「焼きイカ」・「焼き鳥」・「みたらし団子」・「ちじみ(韓国風お好み焼き)」・「ジュース」・「冷やしきゅうり」・「カキ氷」・「冷やしうどん」・「天丼」という熱いものから冷たいものへと非常に微妙かつ戦略的な順で並んでいた。
 16時到着後、早々に「焼き鳥」・「ジュース」・「カキ氷」という恒例のコーナーに行列ができていた。しかし、それぞれ、何度も食べるものではなく、30分程度で、混雑は解消されつつあった。

 その後、大道芸や付近の中学校のブラスバンド演奏など、「夏祭り」はいつもの如く、地元の地域総出で、盛り上がっていた。

 そして、17時に小学生たちは出店の手伝いを開始。
 「でしゃばりな私」も、彼らの手伝いを指導するため、出店の裏へ。

 我が家で遊んでいた小学生たちは「みたらし団子」・「ちじみ」・「ジュース」にそれぞれ二人ずつでお手伝い。ちなみに私の長男は「ちじみ」を担当。もちろん、「ちじみ」販売に重点を置いたことはいうまでもない。
 小学生たちと数分間の作戦会議を実行。目的は、何といっても各店の商品を多く売るということ、そのためには全員でうまく協力し「チームワーク」を発揮させる、といったことを彼らに十分に伝え、彼らも納得した(ような感じだった)。

 「みたらし団子」の横には強敵である「焼き鳥」がいる。しかし、それなりに列が常にできている「ジュース」に、ありがたいことに小学生二人が手伝いをしている。
 まずは、「ジュース」を買いに来たお客さんに、お手伝い小学生が「次は、みたらし団子か、ちじみをどうぞ」と一言伝える作戦とした。しかし、どうも戦略が良くなかったのか、売れ行きにあまり変化が無かった。
 そこで、「焼き鳥」を買いに来ているお客さんに、同じように「次は、みたらし団子か、ちじみをどうぞ」と言う作戦とした。しかし、「焼き鳥」と一緒にみたらし団子やちじみを買う、食べる人も少なく、これまた作戦は失敗に終わった。

 結局、店の前を通る人々に「ちじみ、いかがですか!」、「みたらし団子、いかがですか!」と大声で叫ぶ、基本的な戦略を決行。
 小学生たちの叫びに、夏祭りに参加した人々は心を動かされたのか、徐々に、基本戦略が効果を見せてきた。また、小学校の先生方や、保護者各位が積極的に購入していただいた。

 そして、最後の作戦に出た。お手伝い小学生全員を再度、集め、「この作戦で行くぞ」と私は叫んだ。売れ行きが良いことを実体験した小学生たちも「やる気」満々である。

 「ちじみ」は、一つ100円。千円札を出せばおつりは900円となる。しかし、千円札を出したお客さんには「ありがとうございます、ちじみ10個ですね!」と言ってみるという作戦だ。
 最後の作戦は失敗に終わるかと思っていたが、「それじゃあ、2枚買うわ」というお客さんが数名。

 何でもやってみるものだ。小学生たちも、想定外の反応に驚いている様子だった。

 そして、「みたらし団子お一人様で10皿」という強烈な注文を頂戴することができた。「みたらし団子」は、一皿200円。五千円を出したお客さんに、「ありがとうございます、みたらし団子、25皿ですね!」と言ったところ、「おもしろいなぁ、でも25皿は多いから、10皿で許してもらえる?」という流れである。

 お手伝いの時間は1時間程。この間、いろいろと作戦を実行したおかげで、売れ行きはそれなりのものとなった。

 お手伝い終了後、私も帰ることに。しかし、帰ろうとした私に小学生たちの一言が。

「・・君の、お父さん、ちじみとみたらし団子、買ってから帰ってね」と。

 こうして私は、「ちじみ」と「みたらし団子」それぞれ2皿ずつ買わされてしまった。「10皿ずつ買いなさい」と彼らに言われなかっただけでもほっと一安心である。最後も彼らのチームワーク、連係プレーが発揮されたとも言えるだろう。

 1時間程度のミニ商売体験だったが、彼らはすっかり商売人へと変化していた。

 こういった、教室の中だけでは味わえない数々の体験が、将来、彼らにとって大きな糧になると私は信じている。彼らの十数年後の姿が本当に楽しみだ。

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2007.08.07 Tuesday | 現代の教育について | comments(0) | trackbacks(0)

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