ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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その発想は、私には無かった:とある若者の行動

(お徳用ボックス)  野菜生活100 オリジナル 200ml×24本
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 今日、午前中は定期健康診断だった。5月の決算、6月の株主総会が終了し、7月の縁起が極めて良いであろう七夕の日に数ヶ月前から予約していた。

 前日22時から絶飲食。

 そして、本日、9時より健康診断開始。ほぼ毎年、経験しているため、特に問題なく、診断は進む。そして、最後は胃透視。胃周辺の筋肉を和らげる注射を打ち、発泡剤を飲み胃を膨らませ、そしてお世辞にもおいしいとは言えないバリウムを飲む。そして、言われるがままにレントゲン台の上で身体を動かす。多くの方々が経験されていると思う。
 遠隔操作でマイクから聞こえる声を聞きながら、「70歳くらいの高齢の方もこんな風にやるのかなぁ」と考えつつも、無事終了。

 看護師の方に胃透視が終わりましたと告げた。

「更衣室前の休憩室で水分を補給しておいて下さい」と看護師の方。
「はい、わかりました」と私。

 この水分補給の後に、実際の先生の診察があり、それで健康診断は終了である。気分的にはもう終わったも同様の感がある。

 前日22時から何も飲んでいない。そしてバリウムの違和感もある。私はすぐさま、休憩室へ。そこには、紙パックの数種類の飲み物が用意されている。また、横には飲み物の自動販売機も設置されている。私は紙パックのお茶を手に取り、休憩室のソファで飲み始めた。数十秒後、他の方が同じように休憩室に入ってこられた。「休憩室」とは文字通り、「憩いの場」である。見知らぬ方でも会話をしなければならない。繰り返すが何と言っても「憩いの場」なのだ。

「お疲れ様でした」と私。
「いやいや、何回、やってもバリウムは苦手ですわ」と見知らぬ方。

 こんな感じで見知らぬ方との「憩い」は始まった。見知らぬ方は「野菜ジュース」を手に取られていた。
 またしても数分後。更衣室から恐らく社会人二年生程度の若者が出てきた。着替えを終えているということは、胃透視後の水分補給も、最後の先生の診察も終えたということ。あとは会計を済ますだけの状態である。しかし、彼は違った。

 水分補給をしている私と見知らぬ方の前をつかつかと通り過ぎ、彼は、冷たく冷やされている各種紙パック飲み物へ移動した。「あぁ、まだちょっと時間があるので休憩するのかな」と私は考えながらも、自ら手にしているお茶を飲み終えようとした。

 彼の動きが私の視界に僅かばかり入ってきた。

 彼は、自分の鞄に、紙パック飲み物を入れ始めた。「あぁ、後で飲むのかな」と私は思ったが、実際は違った。予測不可能の行動が、そこで展開されたのである。

 彼は、自分の鞄の空間に入る限りの飲み物を入れ始めたのである。その数、約15パック。冷やされている各種紙パック飲み物の約30%が瞬時にして、彼の鞄に格納された。そして、彼は静かに去っていった。まさに「あっという間」の出来事だった。

「今のは、何だったんでしょうかね?」と私。
「近頃の若者はわかりませんなぁ」と見知らぬ方。

 紙パック飲み物は無料だ。改めて見てみると自動販売機も無料だった。しかし自動販売機の飲み物はコップ形式であるため、「お持ち帰り」は不可能だ。しかし、紙パックならいくらでも「お持ち帰り」が可能と言えば可能だ。
 しかし、少なくとも私の頭には「お持ち帰り」の発想は無かった。皆無に等しいとも言える。最後の先生の診察後、着替えを終え、再度、私は休憩室の前を通りかかったが、ソファにて飲み物を飲んでいる人も紙パック飲み物一人分を飲み終え、去っていった。

 我々は関西人である。「もらえるものはもらおう」という精神が根底にはある。しかし、「場所をわきまえて」が原則である。例えばビュフェ形式の会合など では、「食べられるだけ食べよう」という方を過去に何度も目撃している。しかし、いくら食べたとしても一人で食べる量には限りがあり、パーティで出された 食材に多大なる影響を与えることは無い。
 しかし、紙パック飲み物は定期的に入れ替え作業があるとしても、瞬時に全体の約30%を自分のものにしてしまうという行動は、「場所をわきまえる」という原則を超越している。

「あそこまでやるとは思いませんでしたねぇ」と私。
「いや、もうお見事としか言いようが無いですなぁ」と苦笑する見知らぬ方。

 「そこまでするか」という気持ちと、「その発想はどう転んでも私の頭の中には浮かび上がってこない」と思わざるを得ない感があった。
 「世の中にはいろいろな人がいる」と考えるべきか、「世の中、変わったなぁ」と強引に納得すべきなのか、今も分からない。本来の私のエントリであれば、 大きな意味での「環境」という観点から、それなりに論ずるのだが、今回は、それを超越した私には想像できない出来事だった。

 いずれにせよ、苦笑しか残らない今回の若者の行動は、どうみてもバリウムよりほろ苦いものであったことは確かだ。

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2008.07.07 Monday | ちょっと休憩 | comments(5) | trackbacks(0)

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2017.10.25 Wednesday | - | - | -

皆様のコメント

その若者は、労せずして大量の物品を手に入れましたが、
引き換えに、形の無い、大切なものを幾つか失いました。
例えば・・・“他人からの信頼”ですね。
カヲル | 2008/07/08 8:11 PM
カヲル様、コメントありがとうございます。リンク先を拝見し、一度、TBを頂戴したことを記憶しております。

そうですね、おっしゃる通り、何の苦労も無く、モノを大量に手にしましたが、失うものも大きかったですね。

ただ、こういった行動をする時点で「心」という最も大切な一部が既に失われていたのかもしれません。

昨今、洞爺湖でサミットが開催されていますが、食料危機について会談する際の首脳達の食卓に並ぶ豪華な食材を見ると、その時点で「配慮」という心も失われていますね。「壮大なる政治ショー」に化けていると表現できるかもしれません。

ではまたお気軽にご来訪下さい。
小島愛一郎 | 2008/07/08 9:51 PM
こんにちは、
ふと、思ったのですが、よく昼食に「さくら水産」というチェーンに行きます。
500円で、料理が一つ(魚系かフライ系を選択)。ごはんと味噌汁はおかわり自由。生卵、味付け海苔、お新香、ふりかけは無制限に使用OK。
人間ドックで登場したカバン男をつれていったらタマゴを詰め込みそうですね。

それと、献血に行くと、ソフトドリンク飲み放題ですが、カバン男はそういう場所には行かないのでしょうね。

マンガ喫茶は飲み放題ですね。世の中に飲み放題システムは結構あるみたいですね。
おおた葉一郎 | 2008/07/10 4:32 PM
すごい光景ですね。(@@)
同じ年頃の息子を持つ者として、少しわが子を振り返りました。
とりあえず、長男、長女は大丈夫。
でも次男が1本ぐらい余計に飲むかも。。

しかしそんなに持って帰ってどうするんでしょう?
貧しい独り暮らし?
謎の暮らしぶりですね〜。

いつも鉄人HONEYの応援ありがとうございます。
ご連絡がまた遅くなってしまいましたが、
実は今日の深夜、26時46分〜、
朝日放送、「ストリートファイターズ」という番組に、YOHKOがちらっと写る予定です。

お仕事がありますので、録画でもでして、
見れる環境にある方は、見てやって下さいね。



えみしゃん | 2008/07/10 8:14 PM
皆々様、コメントありがとうございます。

>おおた様、「さくら水産」をネットで調べたところ関東が中心ですが、京都にもあるようで、一度、500円定食をチャレンジしようかなと考えています。

カバン男は、恐らく卵だけでなく、乾燥剤を用意して、海苔までカバン一杯に持ち帰るのではと予測しております。何といっても海苔なら大量に持ち運び可能ですので。

私は移動バスの献血しか経験ありませんが、この場合、確実に善意の第三者と看護師の方々の眼があるため、カバン男の事業領域の範疇外でしょう。

いずれにせよ、ご指摘のように気兼ねなく無料の「飲み放題」の場所は多数ありますね。カバン男の事業領域が増えると、被害も拡大し、飲み放題提供先もそれなりの対策を講じることとなれば、悲しい話ですね。

>えみしゃん様、私の子供たちが同様のことをした場合、ある意味、誉めて、その後、戻させると思います。着眼点は良いとしても行動は間違っているということを教えます。

いつもの私であればカバン男に注意したはずでしたが、本当にあっという間で、「唖然」という言葉しかありません。きっと彼は、自宅の冷蔵庫で毎朝飲むのでしょう。健康診断の結果が悪ければ、彼も自腹で健康的な野菜ジュースを飲み続けて欲しいものです。

さて、もう少しコメント承認が早ければ、今晩の「鉄人HONEY」のご活躍を皆様に紹介できたのですが、申し訳ありません。仕事しておりましたので。

残念ながら、今晩は25時30分までには寝ようかと考えていますので「26時46分」の番組をリアルで見ることは、できません。

ただ、いずれまた機会があるかと思いますので、もう少し早めに(少なくとも2、3日前には)、お知らせ下さい。

また、例の「関西エリア代表決戦」についても詳細が判明したらお知らせ下さい。

では、そろそろ仕事を終えることとします。
小島愛一郎 | 2008/07/10 11:49 PM
お気軽にコメント下さい:動画・画像といった関連語句をコメント文章に入れないで下さい。コメント拒否設定となります。









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