ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

 サン・アクト株式会社は京都で、環境や緑化だけでなく、
深く多様な衣食住空間をできる限り発信することを目指す企業です。
 ベンチャー企業社長である、私自身が語る挑戦と苦闘の日々。
また、妻と5人の子供達の歩み、そして様々な方へ、私なりの思いをこのブログで発信続けていきます。
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失敗は、当社にとって最も大切な製品である

成功

 このエントリのタイトルである「失敗は、当社にとって最も大切な製品である。」という言葉は、バンドエイドなど、今では誰もが知っているヘルスケア製品大手のジョンソン&ジョンソンの元CEOであるR.W.ジョンソン・ジュニアが1954年に発したもの。J&Jは、1886年にジョンソンの3人の兄弟で創立され、今ではヘルスケア部門で世界1位、2位を争う多国籍企業だ。
 J&Jの「消費者の命を守る」という我が信条 (Our Credo)に基づいた1982年・1986年のタイレノール事件での危機管理対応は、多くの方々がご存知だと思う(ご存知の無い方、詳細を知りたい方は、J&Jの日本語サイトをご覧いただきたい)。

 さて、本題だが、過去に、私がMBA時代の教科書として学び、最も心に残っている書籍が日本語化された(このエントリの最後に紹介)。
 私の以前のエントリ:「リーダーシップとフォロワーシップ」、「フォロワーシップが発揮される時代へ」に英語の書籍を掲載しているが、この書籍の日本語版だ。
 過去のエントリの再載になるが、以下に、この書籍が定義するリーダーシップの資質についてまとめた。

1)Challenged the process.
 とりあえずリスクを考えずにやってみろ。やったことが失敗しても、何が原因かが分かることは、成功として評価できる。

2)Inspired a shared vision.
 ビジョンを社員に分かちあうことに情熱を傾けろ。

3)Enabled others to act.
 ビジョンがしっかり伝えられれば、社員の行動にも現れる。

4)Modeled the way
 社長が手本を見せろ、そうすれば、社員もビジョンを意識するだけでなくアクションに反映される。

5)Encouraged the heart
 誰かが素晴らしい結果を出した時、メールや手紙、社内報ではなく、社長が実際に会って、貢献した担当者に直接、かつ全社的に評価する仕組みをつくれ。

 こうして再度、読み直すと、まだまだ私はリーダーの領域にはるかに達していない感がある。当然のことだ。このエントリをご覧いただいている皆様はどうだろうか。

 1)については、リスクをとって、失敗することで、何が原因が判明し、次には良きアイデアが提示できるということ。まさに冒頭で紹介したJ&Jの「失敗は、当社にとって最も大切な製品である」がこれに該当する。「失敗は成功のもと」と良く言うが、まさに経営においても同様だ。怖がって何もやらなければ、現状維持か、中長期においてその企業は衰退していく。このリスクをとるということは、リーダーだけでなく、一般の社員、日常生活にも言えることだ。
 例えば、好きな相手に対し、怖がらず、自分なりに考えたアプローチを行う。そのアプローチが失敗に終わったとしても、何が失敗の原因だったか、相手の反応を見ることで、次の新たなアプローチを見出すことができるだろう。

 2)については、ビジョンとは、そう簡単に達成できないもの。極論すれば企業が存続する限り、成し得ないもので、ビジョンに少しでも近づくため、企業は前進する。よって、ビジョンとは企業体の基礎的な原動力とも言える。ディズニーのビジョンは「人々に夢を与えること」。今、戦争が、常にどこかで発生し、そして絶望感のみで日々を暮らしている人々や国家の存在。ディズニーにそれを止めること、改善することは容易なことでは無い。しかし、「人々に夢を与える」というビジョンを持つことで、何をすれば、できるだけ多くの人々に夢を与えることができるか、それを達成するためにはどうすれば良いのかをディズニーの社員は考え、実行に移す。これが3)に相当する。
 日常生活においても、自分自身が「こうありたい」という長期的な視点を持つことで、今の自分に「何が欠けているか」、「欠けているものを克服するにはどうすべきか」などが明確となる。そして、「今、何をすべきか」、「来年までにここまで実現しなければならない」という目標が見えてくる。

 4)については、トップが率先してやれ、ということ。自分の会社は、「将来、こうありたい」、「こうなっていたい」というビジョンを明確にし、上述した、現時点で自分の会社に欠けているものを克服するために、社長自身が明確な行動で示す。そうすれば社員も社長の行動を見習って、自分なりにできることを始めるだろう。結果として、会社独自のマニュアルを超越した個々の社員の動きが生じてくる。重要なことは社長がまず最初にやるということだ。
 日常生活においても、手本になる誰かをまず見つけ、その人の行動を見習い、まず自らができることを少しずつ実際の行動に移す。そうすれば、手本にした人のスキルや態度を時には凌駕している可能性があるかもしれない。

 5)については、読んで字の如し。この手法をうまく取り入れている企業事例が「「幻の手羽先はパクリ」エスワイフード会長 山本重雄の創業秘話 不況に勝つ企業ルポ「世界の山ちゃん」前編 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]」・「暑苦しいけど楽しい「ファミリー」という哲学 不況に勝つ企業ルポ「世界の山ちゃん」後編 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]」。是非、リンク先、特に後篇をご一読いただきたい。

 是非とも、以下に紹介する日本版をご一読いただきたい。経営者の方々だけでなく、社員の方。そして、一般の方々にも巷にあふれる自己啓発書より、はるかに役立つ良書であると私は考えている。

※「ベンチャー企業社長ブログトップ10位へ

ジェームズ・M・クーゼス,James M.Kouzes,バリー・Z・ポズナー,Barry Z.Posner

2010.03.17 Wednesday | 経営的視点 | comments(0) | trackbacks(1)

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 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんが
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